ここにいないあなたへ

この曲を聞くと
いろんな「あなた」が浮かんでくる。
もう会えない「あなた」
元気にしてるのか気になるけどもう連絡も取れなくなってる「あなた」
雲の上に行ってしまった「あなた」

その「あなた」がこの世にいようといまいと
この曲に出てくる自分はここで「あなたを」思うけども、思い出を懐かしく思うけども
先を見て生きて行くんだと強く決意する。

映画ドラえもんのび太の宝島の挿入歌となるこの曲が
映画のどこでどう使われているのか、私は知らない。

「映画に寄り添った内容になっています」
星野源自身はこう言う。

ただ、映画を見ても見てなくても。
この曲は今を生きる私にも寄り添ってくれる。
詩を読んでも、歌ってみても、前を向ける。

タイムマシンで過去の自分にオファーしに行ったらしいが
その頃の星野源と今の星野源が混ざりあって
不思議な楽曲になっている。


その頃の星野源が思いつかなかったことが
今の星野源によって実現されている。
オンド・マルトノの不思議な音色が心地よい。

独りよがりなものづくりをしない。
自分も他人もみな主人公になれる曲。

その一瞬の出来事や、心で感じた一瞬を丁寧に言葉で紡ぎ出し、音に乗せ、一気にその曲の世界へと誘うのはさすがとしか言いようがない。

ここにいないあなたへ。
どうされてますか?元気ですか?
たまには…休んでますか?
無理はしないでね?
私も…前を向いて明日も生きます。

0コメント

  • 1000 / 1000

日々の嫉み