妄想劇場 44

(こちらは完全に妄想の物語です。
実在の人物や関係者とは全く関わりありません。性的描写が含まれます。閲覧にはご注意ください。)





打ち上げ 4








雪女がオレの腕の中で喘ぐ姿が見たかった。
もーかなり我慢もしたんだ。
やっと思い通りに出来る。
時間はあまりないけど。

さっきベッドから出なければ良かった。
そのままそこでよかったのに。
キッチンの冷蔵庫の前で。沸騰したから火を止めろって泣き叫ぶやかんを横目に。
雪女の本性を暴く。

ほら。オレの唇がそこに近づいたらうっすら口角が上がってんの。
待ってたんでしょ?
欲しかったんでしょ?
キスだけでイケそうなのに。
止まんない。オレの手が柔らかい胸をまさぐってる。


もー。これ邪魔。
かおるさんの胸を隠してた潰す奴。
ホックを外して下にずらした。
ほら。みっけ。
黒い生地の上から噛み付いた。


「あ。」

やっと声が出た。

「ほ…しのさ…」

足りない。


もう一度唇を求める。
黒い生地の上からオレの指と手のひらとでその柔らかい山並を感じながら。
角度を付けながらどこまで奥深くまで行けるのか。
もう一方の手で黒い生地を這いながら下へと向かう。
生地と生地の割れ目からその先の太ももへ。

するする滑り落ちる雪女。
あら?腰砕けちゃった?
息遣いが荒くて立ってられないみたい。
太ももの先までまだ到達出来てないのに。


雪女さん?こんなもんじゃないからね?

「星野さん…」

欲しいんでしょ?


目の色が変わった。
オレを求める雪女の目。
いい色になるねぇ。
外が明るいからよく見える。
欲望が蠢く目。雪女の冷たいはずの目が熱い。
ズボンに手をかけられた。


どうぞ?


上目遣いにオレを一瞥して雪女の口がオレを中に招き入れる。
やっべ。エロい。
音と感触と神経の全てがそこに集中したかのような。
雪女の舌がオレが気持いい所を探して動き回る。


ん。そこ。


雪女がオレをくわえた状態で笑ってる。
オレの顔が快楽で歪むのを楽しんで見てやがる。
奥まで入れてみたり舌先で転がしてみたり。
我慢の限界を試されてるみたい。


もーだめ。
かおるさん。きて?


寝室までは遠いから。
もうこのままでいい。
やかんの火だけは止めておこう。
火事はゴメンだ。

リビングのソファにかおるさんを座らせる。
黒い生地がはだけて。胸元が少しあらわになってて。
なんともいい眺めだ。
押し倒しながら唇を求める。
手をさっきの続きをやらせに派遣する。
太ももに。這わせて。その先へ。


「あっ…ダメっ」

嫌じゃないクセに…


耳元で囁く。


かおるさん…グチャグチャよ?
ほら。


雪女のとろけた蜜で光るオレの指を見せた。
脚を閉じようとするから自分の脚をねじ込んで阻止する。


だめでしょ。
一旦開いたんだから。受け入れなきゃ。


指を奥に入れてみる。
あったかくて。とろけまくりの雪女の中。
今度は雪女が快楽に溺れる番よ?
どこが気持ちいいのかその顔で教えてよ。
雪女の中を指でかき回す。
粘着質な音がそれ以外物音のない静かなリビングに響き渡る。
雪女が鳴いてる。
綺麗な声で美しいさえずり。
大きくなったり小さくなったり。
背中に回された腕に力が入る。


もうイクの?
ダメねぇ。

「ほし…のさ…ん」

源って呼んで?

「え?」

源。オレの名前。呼んで。


指を抜いて。透明な糸がてらてらと朝日に光り輝く。
オレが我慢出来ない。
雪女が欲しくてたまらない。
腕を引っ張ってソファから起こし、今度はオレが下になる。


好きに入れていいよ?


雪女の頬に触れる。
てらてらが付いちゃった。
顔を近づけて舌で舐めとる。
かおるさんの唇がオレに降ってきた。
チリっ。


つっ。


痛みが走る。
絶対外からは見えないところに印が付いた。
わたしのもの。そう言われた気がする。
頭を上げて髪をかきあげたかおるさんが色っぽすぎて。さっきまで余裕が少しあったのに導火線がいっきに縮まった。
好きに入れていいよ?じゃねぇ。
サイドテーブルの引き出しを開ける。
確かここに1個2個入れといたはず。
背中を持ち上げて唇を塞ぎながら手探りで探す。
あった。


開けて?


かおるさんの口にそれを咥えさせてピッとちぎる。
また逆方向に押し倒して。
猟師はもう我慢の限界です。
雪女のトリコになりそうです。
ゆっくりゆっくり雪女の中に入って行く。
雪女の顔が痛みからか少し歪んでる。


痛い?

「ん。大丈夫…来て…」


そう言って腕をオレの背中に回してきた。
これ以上入らないって所まで入って。ゆっくり腰を動かす。
雪女がオレの動きに合わせて鳴く。
もっともっと。って聞こえる。


かおる…目。開けて。


うっすら目が開く。
そこには快楽に溺れる雪女。
涙目になりながらオレに溺れる雪女。


「ん。気持ちい…」

もー。そんな艶っぽい声だすなよ。
余裕なくなるでしょ?

「源…げ…ん…」


いー響き。
もっと聞きたい。
もっと鳴け。


「もっと…溺れて。」


え。
オレに溺れろと。
それまで覆い被さってたのを繋がったまま起き上がる。雪女の腕を引っ張ってオレの上に乗せる。
いろいろ邪魔。
黒いのから胸潰してたあれも全部剥ぎ取る。
雪女を全部見たいから。
かおるさんもオレの着てたシャツを脱がした。

雪女が腰を動かしながら一番気持ち良くなるところにオレを打ち付けながら唇を塞ぎにかかってきた。
ダメダメ。オレはこっち。
唇を振り切って胸にかぶりつく。
上と下で快楽と痛みに悶える雪女。
無我夢中で彼女の胸にオレの跡を付ける。
赤い印が散らばる。


「あ…もう…ダメ…」

オレも。もー…限界。

「げ…ん…」


お互いをきつく抱きしめる。
今まで以上に強く奥まで突き付ける。
雪女が背中を弓なりに反ったと同時にオレも果てた。

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日々の嫉み